野の花はうす ブログ

野の花はうす(萩原住研)のスタッフがお知らせしています。

素晴らしき木造遺産

久米南町にお住いのH様邸へリフォームされたシステムバスのメンテナンスに
お伺いした時の事。
少し時間が空き、近くの誕生寺に参拝してきました。
山門をくぐると厳かなたたずまいに木立ちの間から吹いて来る涼風。
独特の凛とした空気に包まれ、
なんだか別の世界にいる様な気持ちになりました。
 私が住む津山から遠くないにもかかわらず、きちんとお参りしたのは
今回、初めてだった様に思います。
「近すぎて行かず、見ず」だったのでしょうか。

                 誕生寺
 
誕生寺は今から800年余り前、建久四年(1193年)に法然上人の御徳を仰ぎ
上人誕生の旧邸を院に改め開山されたとの事で
現在の本堂、御影堂(みえいどう)は3度目の再建として
元禄八年(1696年)に 建てられたとの事です。
 木造の造りは300年という時の記憶と重さを感じ、
「風化」とは対極にあるものと感じさせられました。
特に各所に見られる仏教飾りは素晴らしく
海老虹梁(えびこうりょう 湾曲し飾り彫された虹梁で側柱と本柱など
高低差のある所に用いられる)や
木鼻(きばな 複数の柱を貫いている虹梁の端に付けられた飾り)の
彫刻は圧倒的で匠の歴史を心に届けてくれました。
 こんな近くに代々伝承された匠の素晴らしい手本がある事に気付き、
私たちが以前手掛けた 社寺の経緯もあり、加工の動力また記憶や再現手段の
乏しかった時代に腕と技、想いのみで伝えてきた「」を強く感じました。

木の持つ可能性を余す所なく適材を適所に使用する経験と
300年朽ちるどころか時の記憶を伝える技と耐久力に驚き
(世界最古の木造建造 法隆寺は最も新しい創建論でも1300年経過
木しか持たない対応力、表現力そしてなにより
心の落ち着き安らぎ」を強く感じたひと時でした。


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  1. | 2011/06/30(木) 13:06:00 |
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